シミ・ほくろ
ほくろ取り 韓国で旅行ついでは大丈夫?
ほくろ取りを韓国で受ける前に、取ってよいほくろの見極め、一度に取る数、術後のケア、夏の紫外線対策と帰国後に受診する目安を代表院長が説明。ほくろの写真と日程をLINEで送れば、来院当日の診察の参考になります。

この記事の内容
金曜の夜に仁川空港に着き、土曜の午前に明洞で診察、日曜の夜に帰国便。顔の小さなほくろであれば、こうした韓国での短い日程の中でもほくろ取りを受けられることは多いです。ただ、受けられるかどうかを決めるのは日数より先に2つあります。そのほくろが「取ってよいほくろか」という診察と、取ったあと数日間の傷のケアを旅先でどう続けるか、です。
週末のLCCと有給1日を組み合わせて、肌のこともまとめて済ませたいという計画は珍しくありません。その計画でつまずきやすいのは、ほくろそのものより、取った日の夜から帰国後数か月までの過ごし方のほうです。
そのほくろ、旅先で取っていいほくろですか?
ほくろ取りの前には、医師がそのほくろを良性として扱ってよいかを見ます。米国皮膚科学会(AAD)は、左右が非対称、境界がぎざぎざ、色が混ざっている、直径がおよそ6mmより大きい、形や色が変わってきている、の5つ(ABCDE)を悪性黒色腫を疑うサインとして挙げています。
英国の国民保健サービス(NHS)も、大きさや形、色が変わったほくろは医師に診てもらうよう案内しています。
この見極めが先に来る理由は、取り方と関係しています。顔の小さなほくろは、レーザーで少しずつ削るように取る方法が広く使われています。この方法は傷が小さく済みやすい一方で、取った組織が残らないため、顕微鏡で細胞を調べる検査(病理検査)には回せません。AADは、メスで切除したほくろは通常は顕微鏡で調べると説明しています。
つまり、周りのほくろと様子が違う一つや、最近大きくなった一つは、旅先でレーザーで消すより、組織を調べられる方法を選び、結果を聞くまで通える場所で受けるほうが筋が通ります。もう一つ多いのが、本人は「ほくろ」と呼んでいても、診てみるとシミや脂漏性角化症(老人性のいぼ)に近いものだったという場合です。その場合は取り方も変わるので、韓国でのシミ取りレーザーの考え方も参考になるはずです。
私が診察でいちばん時間をかけたいのは、本人が気にしているほくろより、その隣にある「少しだけ様子の違う一つ」です。せっかく韓国まで来たのに取らずに帰ることになると、がっかりされるのは分かっています。それでも、検査に回すべきものを旅先で消してしまうほうが、あとから取り返しがつきにくいと私は考えています。
ほくろ取りは一度に何個まで?
個数に決まった上限があるというより、同時にいくつの傷をケアできるかで考えるのが現実的です。ほくろを1つ取れば、そこに小さな傷が1つできます。10個取れば、10か所にテープや軟膏を使いながら観光や移動をすることになります。
「韓国 ほくろ取り放題」という言葉で調べて、顔のほくろを一度に全部取りたいと考えて来る方もいます。気持ちは分かりますが、数が増えるほど、マスクやメイクで隠せない日が長くなり、紫外線対策も広い範囲で必要になります。
目立つものから優先して取り、残りは次の渡航に回す、という分け方も一つの選択肢です。どれを優先するかは、場所、大きさ、深さ、それに次に韓国へ来られる時期を合わせて診察で決めます。
取った日の夜から帰国便まで、旅先ではどう過ごす?
取った当日から1週間前後は、患部を保護しながら過ごす期間だと考えてください。一般的な経過と旅行中の注意は次の表のとおりです。日数は目安で、深さや部位によって前後します。
| 時期 | 患部の一般的な状態 | 旅行中に気をつけること |
|---|---|---|
| 当日 | 小さなくぼみができ、テープや軟膏で保護する | 患部をこすらない。サウナ、チムジルバン、プールは控える |
| 翌日〜数日 | テープの下で傷がふさがり始める | テープの交換は指示どおりに。患部へのメイクは避ける |
| 1週間前後 | 新しい皮膚が覆い、ピンク色に見える | テープをやめる時期は傷の状態を見て決める |
| 数週間〜数か月 | 赤みや色素沈着が出ることがある | 日焼け止めと物理的な遮光を続ける |
旅行者にとって見落としやすいのは、ホテルの乾燥と移動の多さです。患部を乾かしすぎず、こすらず、汗をかいたら清潔に保ってください。

「失敗した」と感じやすい経過とリスク
検索で目にする「失敗」の多くは、再発、くぼみ、色素沈着、赤みの長引きのどれかです。どれも施術の場所を問わず起こりうるもので、ほくろの深さや肌質、術後の過ごし方によって出方が変わります。
- 再発:ほくろの細胞が皮膚の深い位置にあると、浅く取った場合に同じ場所へ色が戻ることがあります。深く取ればその分くぼみのリスクが上がるため、どこまで取るかは毎回の判断になります。
- くぼみ:盛り上がったほくろや大きなほくろほど、取ったあとに小さなくぼみが残りやすくなります。
- 色素沈着:新しい皮膚は紫外線や摩擦で茶色っぽくなりやすく、数か月かけて薄くなることが多いです。
- 赤みの長引き:ピンク色の時期が数週間から数か月続くことがあります。
まれに、傷が盛り上がって治る体質の方もいます。以前にけがや手術の跡が盛り上がった経験がある方、血をさらさらにする薬を飲んでいる方、取りたい場所に炎症やニキビがある方は、診察のときに伝えてください。日焼けしたばかりの肌も、色素沈着が出やすい条件になります。結果や経過には個人差があり、受けられるかどうかは対面の診察で決まります。
再発とくぼみは、片方を避けようとするともう片方に近づく関係にあります。私が説明のときに伝えたいのは、一度で跡形もなく取ることを目標にするより、肌の負担を抑えて、必要なら追加で整えるほうが、顔の上では自然に収まりやすいということです。
ほくろ除去は夏でも大丈夫?
夏でも受けることはできますが、取ったあと数か月、紫外線対策を続けられるかが条件になります。新しい皮膚は日差しで色素沈着を起こしやすいため、強い日差しの下で過ごす予定が多い時期ほど、ケアの負担が大きくなります。
夏休みにまとめて来る学生さんの場合、問題になりやすいのは韓国での数日より、帰国後の海やプール、屋外のイベントです。予定がはっきりしているなら、海が先、ほくろ取りはそのあと、と順番を入れ替えるだけでも条件はかなり変わります。
夏に受ける場合は、患部に日焼け止めを塗れる時期になるまでテープや帽子で物理的に覆い、そのあとも外出のたびに塗り直すことが前提になります。
明洞の院内では日本語で話せる?
ミューズクリニック明洞には英語・日本語・中国語の通訳が院内にいて、相談から施術まで通訳が付き添います。ほくろ除去は、シミ・色素・美白のメニューの一つです。まず通訳を交えた相談があり、そのあと代表院長が施術の計画を立て、1対1で施術を行う流れです。

場所は明洞駅(4号線)5番出口から徒歩1分、高麗大然閣タワーの3階です。1階にトゥーサムプレイスとハナ銀行が入っているビルで、会賢駅7番出口からも近く、新世界百貨店の向かい側にあたります。診療時間は月〜金が10:00〜20:00、土・日が09:00〜15:00です。週末も15時まで診療しているので、週末だけの滞在の場合は、来られる日程をLINEで事前にお知らせください。
外国人の方向けの電話対応は行っていないため、連絡はLINEになります。
施術を担当する医師の経歴はイム・サラン代表院長のプロフィールにまとめています。大韓美容成形レーザー医学会の正会員です。ほくろ除去のメニューはほくろ除去の施術ページ、ほかの施術は施術一覧から確認できます。取ったあとの経過をもう少し詳しく知りたい方は、ほくろ除去の経過をまとめた記事も合わせて読んでみてください。
帰国してから気になったときの動き方
帰国後に、同じ場所に色が戻ってきた、赤みや盛り上がりがなかなか引かない、という場合は日本の皮膚科を受診してください。AADも、取ったほくろが再び出てきたときは早めに皮膚科医に診てもらうよう勧めています。
そのときに役立つのが、施術日、取った場所と個数、取り方をメモしたものと、取る前のほくろを自分で撮っておいた写真です。日本の医師が経過を判断するときの手がかりになります。
肌全体のケアをどこで続けるか迷っている方は、韓国で肌管理クリニックを選ぶときの視点も参考にしてください。
計画の段階でできることが一つあります。気になるほくろを明るい場所で、横に硬貨や定規を置いて撮り、韓国に来られる日程と一緒にLINEで送ってください。来院当日の診察の参考にします。写真だけでは取れるかどうかは決められないので、最終的な判断は対面の診察になります。
よくある質問
相談前に読むQ&A
韓国でほくろ取りをした当日に観光はできますか?
顔の小さなほくろであれば、テープを貼ったまま街を歩くことは多くの場合できます。避けたいのは、患部をこする、汗をかいたまま放置する、サウナやチムジルバン、プールに入ることです。数が多い場合や大きなほくろを取った場合は、移動の少ない予定にしておくと過ごしやすくなります。
顔のほくろを取るときは痛いですか?
一般的には、取る前に局所麻酔を使います。麻酔の注射そのものにはチクッとした痛みがあり、感じ方には個人差があります。取ったあとはヒリヒリ感が出ることがありますが、強い痛みが続く場合や腫れが広がる場合は、帰国後でも皮膚科を受診してください。
盛り上がったほくろも韓国で取れますか?
盛り上がったほくろも取れることはありますが、平らなものより深く削る必要があり、くぼみや再発の可能性も含めて診察で判断します。形や色が周りと違う、最近大きくなった、という場合は、組織を調べられる方法を優先したほうがよいことがあります。
日本の皮膚科で切除を勧められたほくろはどうすればいいですか?
切除を勧められた理由が、病理検査で細胞を確認したいという点にあるなら、その判断を尊重して日本で受けることをおすすめします。結果を聞きに通える場所で取るほうが、その後の対応がしやすいからです。見た目の理由だけで迷っている場合は、診察で取り方を一緒に考えられます。
ほくろを取ったあと、メイクはいつからできますか?
患部以外のメイクは指示に従えば早い段階からできることが多いですが、患部そのものへのメイクは傷が新しい皮膚で覆われてからが目安です。テープをやめる時期と同じく、傷の状態を見て決めるもので、深さや部位によって前後します。
※ 効果や持続期間には個人差があります。 すべての施術に副作用の可能性があり、同意前にご説明します。料金はVAT10%別途、イベント価格は変更されることがあります。本記事はクリニックからの一般情報であり診断ではありません。適応はカウンセリングで判断します。
執筆者

イム・サラン
代表院長 · ミューズクリニック明洞
- 学歴・研修
- 仁済大学校 医科大学 卒業 · 白中央医療院 研修医 · 成均館大学校 大学院 修士課程 修了 · Indiana University Kelley School of Business 卒業
- 認定・アドバイザリー
- Cynosure 公認レーザーセンター · Juvéderm アドバイザリードクター · QT Fill アドバイザリードクター · Olidia アドバイザリードクター · Galderma Sculptra アドバイザリードクター · Merz アドバイザリードクター · Jeisys アドバイザリードクター · NOVA Thread アドバイザリードクター
- 所属学会(正会員)
- 大韓美容成形レーザー医学会 正会員 · 大韓美容外科学会 正会員 · 大韓肥満研究医学会 正会員 · 大韓肥満美容学会 正会員 · 大韓抗老化学会 正会員

